CJM(カスタマージャーニーマップ)って作ったことある?

今日は通勤中にトンボを見たのでもう秋って感じですが、皆様いかがお過ごしですか?

KAI-YOU開発部わたはる(haruchan_jpg)です。

突然ですがwebサイトを作るときにどんな目的を持って作ってますか?

受託制作であればクライアントの好みに合わせることはもちろんですが、せっかくお金と時間をかけて作るならちゃんと効果があるもの、要するにwebサイトを見てくれる人に対して働きかけるものを作りたいですよね?

じゃあどのようにすればそのようなwebサイトを作れるか?

サイトを訪れるユーザーをよく知ることです。

CJM(カスタマージャーニーマップ)とは?

カスタマージャーニーマップ(以下、CJM)とは、ユーザーの体験プロセスを旅になぞって可視化するものです。

商品の購入やサービスへの加入、問い合わせなど、最終的なゴール設定をしそこに至るまでの各段階・時間軸に合わせてユーザーの感情、アプローチ方法をマップに整理していきます。

CJMを作ると何がいいのか?

  • ユーザーの行動を想像し、可視化しやすくなる
  • ユーザー目線の発想ができるようになる
  • マーケティングにおける意思決定が的確になる
  • 自分たちが規定したペルソナに対してチーム内で共有しやすくなる

早速CJM作ってみる?

それでは、早速CJMを作ってみましょう!

KAI-YOU.netはオールジャンルメディア、信じられないことに想定読者層は全人類というふざけた仕様です。(弊社代表談)

が!一応いわゆるユースカルチャーを中心にコンテンツを制作しています。

現在の実際の読者層はこのような感じになっています。

画像:読者層シート
KAI-YOU.netの読者層はこのような感じ

これをもとにペルソナシートを記入していきましょう。

実際にペルソナシートを記入してみました!

画像:ペルソナシート
森田くんへ。名前と写真をお借りしています。

ペルソナシートの項目ですが、細かければ細かいほどいいです。今回記入しているのは最低限といった感じですね。

※お名前とビジュアルイメージは弊社編集の森田くんからお借りしてますが、設定はまったく架空のものです。

初めてペルソナシートを作った時、え?名前やビジュアルイメージなんて必要?と思ったのですが、意外と重要なのです。

今回は私一人でペルソナシートを記入していますが、基本的にはチームで話し合って埋めていくのがベストです。

そしてチームで話し合う時に、名前とビジュアルイメージを共有しておくと「森田くんが〜」「森田くんだったら〜」みたいな友達にコンテンツを届けようって気持ちになれるんです。Webの向こう側にいる人を想像するのって難しいですが友達に見せるのだったらなんとなくその人の行動が読めると思います。

さて、次は実際にCJMを記入していきましょう。

CJMを記入してみました!

KAI-YOU.netは「腰を据えて読んでもらえるポップなWebメディア」を目指していますので、今回のコンバージョン設定は初めてKAI-YOU.netに訪れたユーザーに「ブックマークボタンを押させること」とします。初めてKAI-YOU.netに訪れた森田くんの行動を考えて定期的に訪れるリピーターになるまでのCJMを作ってみます。

画像:カスタマージャーニーマップ
森田くんがこんな風に動いてくれたらいいなという願望を詰め込む

なかなかざっくりした内容ですが森田くんがどんな状況で、どんなことを考えていて、どんなものを求めていて、どんな行動を起こすかを文字に起こしていきます。もちろんこういう風にスムーズに行動してくれたら嬉しいですが、なかなかこうはいかないのが現実です。

では、森田くんにこのような行動を起こさせられるかを考えるポイントを開発チームなりに書き出していきます。

  • ページスピードは遅くないか?
  • 特定の記事から他のコンテンツには遷移しやすいか?
  • 森田くんが押したくなるようなアイキャッチを選べているか?
  • 幅広いコンテンツを扱っていると見せられているか?
  • 定期的にトップページに訪れた時に森田くんにとってコンテンツを見つけやすい設計になっているか?

色々と反省点が見えてきますね。CJMは作って終わりでなく、できれば何度も見返してもしかしたら森田くんはこう思ってないかも、こういう行動をしないかもと考えるのも重要です。

まとめ

CJMを作り方をざっくり説明してきましたが、作って終わりじゃ意味がないのがCJMです。

チームで共有して、もしかしたらこう思ってないかもしれない、こういう行動はしないかもしれないと考え、常に改善していくのがベストです。また、Google Analyticsにイベントを設定し、数値と照らし合わせて考えていくのも大切ですね。

友達に届けるようにWebサイトの設計、運用をしていきましょう〜。

以上、わたはるでした。